【第１図】▲５七角
【第１図】は、対居飛車戦でよく現れる、
後手が飛車先の歩を交換せずに、棒銀で攻めてくる局面。
今回は後手が△６五銀と銀交換してきた一局です。
以下、▲同銀－△同歩【第２図】と進みます。
【第２図】△６五歩
さて、ここが問題の局面です。
△７六銀打が怖く見えますが、▲６八金で何とかなるようです。
ただ、それでは飛車が活用しずらくなります。
そこで【第２図】の次の一手は▲６八飛【第３図】です。
▲４三銀打【第Ａ図】も有力ですが、飛車の活用を考えると
▲６八飛が勝るようです。
【第３図】▲６八飛
【第Ａ図】▲４三銀打
【第３図】以降は、
後手が△８五歩と８筋の歩を突いてこようが、
△４二玉と守りに入ろうが、▲６六歩と６筋の歩突きです。
△同歩なら角交換、△８六歩なら▲６五歩で攻め合いです。
また、△７六銀打【第Ｂ図】が怖い感じがします。
【第Ｂ図】△７六銀打
しかし、ここでも構わず▲６六歩です。
以下、△８七銀成ー▲６五歩ー△７七成銀ー▲同桂ー△同角成【第Ｃ図】
【第Ｃ図】△同角成
ここから▲６六角とするのが良いようです。
△同馬なら▲同飛として銀桂交換で若干の駒得。
△６八馬なら▲同金－△２二銀－▲６四銀打【第Ｄ図】
で有利に進めることができるようです。
【第Ｄ図】▲６四銀打
