将棋ソフト評価値を表示する功罪について

私、ぴかり(夫)は

プロ将棋対局の生放送をよく見ます。

今までniconico動画オンリーだったのですが、

AbemaTVも見始めて気付いたことをブログにしたいと思います。

それは、

将棋ソフト評価値を表示する功罪です。

(少し大袈裟ですが・・・)

対局中継において、

niconico動画は、将棋ソフトの評価値を頻繁に表示しますが

AbemaTVは、評価値は全く表示しません。

【2020/10/10 追記】
現在、AbemaTVも評価値出してますね。

どちらが良いかというと、

それは、自分の棋力変化によって変わってきました。

対局中のソフト評価値表示について

初心者時代(~アマ2級ぐらい)はとても良かったのですが、

現在(アマ1級)は、あまり良くありません。

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評価値を表示するメリット・デメリット

対局中に、将棋ソフト評価値を表示することに

どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

以下は、ぴかり(夫)が実際に感じたことです。

異論・反論あると思いますが、

「ふ~ん」ぐらいの態度で読んでいただけると幸いです。

評価値を表示するメリット

これはもう、「わかりやすい」の一言につきます。

将棋初心者は、プロ棋士の解説を聞いても

チンプンカンプンです。

「詰めろ」などの専門用語はもちろんのこと、

囲いや戦法の名前も知らない場合は、

解説の言葉はチンプンカンプンです。

そこに、評価値という

数値で表された有利・不利が示されることで

現在の状況(誰が勝ちそうか?互角か?)が

把握できます。

この「現在の状況把握」は観戦する人にとって

とても重要なのです。

TV観戦することが多い、

野球やサッカーなどのスポーツは

点数によって「現在の状況」がわかります。

もし、点数がわからないまま

野球やサッカーを観戦していても、

つまらないのではないでしょうか。

例えば、野球でホームランが出ても

逆転したのか、大差でのホームランなのか

「現在の状況」がわからないと

つまらないですよね?

なので「現在の状況把握」ができる、

ソフト評価値を表示してもらえるのは

将棋初心者にとって、すごく有り難いのです。

評価値を表示するデメリット

逆に評価値を表示するデメリットですが、

最近になって気付き始めました。

何故、最近か?

それは自分の棋力が向上してきたことで

なんとなく局面の優劣(「現在の状況」)が

把握できるようになったからです。

いままでは、niconico動画が面白かったのですが

現在は、評価値を表示しないAbemaTVのほうが

面白く観戦できるのです。

なぜ、評価値が表示されると面白くないのか

それは、niconico動画の対局生放送を見ていて

嫌なことがあったのです。

それは、以下のようなコメントが表示され

嫌な気分になったのです。

「そんな手を指してるようじゃ、駄目だな・・・」

的な上から目線のコメント・・・。

将棋が強くなりはじめると(アマ1級ですが・・・)

プロ棋士の偉大さを、さらに感じることになります。

そんな中、評価値を見て悪手だと分かっただけなのに

上記のような心ないコメントがちらほら流れます。

(でも、野球で三振したバッターに

野次を飛ばすのと同じレベルでもあるか・・・?)

ただ、気づいてしまったのです。

自分も同じだということに・・・。

一気に評価値が悪いほうに振れてしまうと

「ちょっと、何やってるんだよぉ~!」

と、思ってしまうのです。

尊敬すべき棋士様に対して・・・orz

また、勝つか負けるかの際どい局面になった際、

詰みがあると評価値は「+9999」とかになります。

しかし1分将棋になって、人間では到底読みきれない場合

評価値は大きく振れます。

そんな時、評価値を見ていない場合は、

「どっち?どっちが勝つ?おい!どうなんだよ!」

といった感じでハラハラ・ドキドキします。

しかし、評価値を見てしまうと

「間違えずに指せるか?大丈夫?」

といった、ただのハラハラになるんです。

それも偉大なプロ棋士に向かって、

「大丈夫?」などと思ってしまうのです。

つまり、尊敬しているプロ棋士に対して

下に見てしまっている自分に気づいたのです。

なので、私は最近

AbemaTVばかり見ています。

これは断じて、

niconico動画を否定しているわけではありません。

初心者は絶対にniconico動画のほうが

面白いと思います。

と、まあ以上のようなことを

最近感じておりましたのでブログにしてみました。

最後に、大川慎太郎さんの著書「不屈の棋士」から

佐藤康光九段の言葉を紹介したいと思います。

「もし悪手が許されないのならば、

初手から全部100点の手を指さなければいけません。

自分が悪い手を指した後に、相手も悪手を指すこともある。

勝負というのは常に押し引きがあって、

優勢だから100%勝てるゲームではありません。

何度も言っていますが、

 将棋はそれほど簡単ではない

余談:コメント表示形式の違いについて

niconico動画は、コメントが画面上に流れます。

例)

スナップショット 1 (2016-06-04 20-10)?

上の動画は、2017年のタイトル戦を振り返る動画です。

(コメントほぼ無しの動画ですが・・・宣伝です ^ ^;)

一方、AbemaTVは、画面の右欄にコメントが表示されます。

例)

キャプチャ

まあ、どちらが良いかは人の好みだと思いますが

AbemaTVのほうはコメント量が多いと

スクロールが凄い勢いで流れてしまいます。

なので、私はniconico動画のコメント表示が好きですね。

ちなみに橋本崇載八段は、棋士の姿の上に文字が被るので

良い気はしないというコメントをされていました。

以上、拙い文章でしたが最後まで見ていただき

ありがとうございました。

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コメント

  1. ゆーき より:

    私は、まだ弱くて、ニコニコの評価値気にしてしまいますが
    最近藤井くんの将棋を見ていて、ソフトより上をいっている様に感じられました

    中盤の価値観は、人間とソフトでは、違います、そこが良かったりします

    終盤は、ソフトよりも人間の方が長い詰みをわかるみたいですね、もちろんソフトは、うっかりは、ないでしょうが

    ただ、私には、チンプンカンプンですけどね
    (^^)