こんばんは。ヒシャ王子です。
今回も3月27日の「さくらの日」にちなんだ
桜木下の戦いの続きです。
前回記事:[将棋王国物語]桜木下の戦い ~序盤~
前回記事:[将棋王国物語]桜木下の戦い ~6筋の攻防、じっと耐えて~
前回記事:[将棋王国物語]桜木下の戦い ~大きな見落としから二転三転~
さて、上の場面からだけど、
4八成桂の一手だよね。
・・・。
あれ?
どうしたの?
攻め方がわからないのでしょう。
あ・・・うん。
秒読みだよ。あと10秒・・・
9・・・8・・・7・・・
ええーい!
飛車をきっちゃえ!!
きらーん☆
さて・・・どうしよう。
・・・な、なんか今
知らない人が出てきたような。
うん、いや、なんでもないわ。
(飛車を切り捨てたのは
間違いなく悪手じゃ。
詰みも見えていないのに
飛車を切り捨てるとはのぉ・・・
はぁ・・・。)
シルバー少佐に上から押さえに行ってもらおう!
わかりました。
しかし、うまく行くでしょうか・・・。
銀で守ってきたか!
時間がない!
銀で取るのか、角で取るのか・・・。
ここは銀でしょ!
ピッカーン!!
ゴロゴロゴロォオオ!!
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(相手の銀打ちも悪手じゃったが、
角で取るべきだったようじゃ。
しかし、もうよく分からん状態じゃな。)
ここはもう同角しかないわね。
もう攻められないわね。
金をもらっておこうね。
きらーん☆
姉さんも、グレードアップしたね!
僕のグレードアップ姿はすぐに無くなっちゃったけど
姉さんはずっと活躍してくれそうだね!
攻守が交代しちゃったね・・・。
守ろう・・・。
じゃあ、私の駒「馬」を戦場に引き戻すわ!
よし!また攻守交替で
こちらが攻める番だね。
姉さん、取りあえず角交換しておこうか!
そうね!わかったわ!
さあ、飛車を取りにいくわよー!
ちょうどよく、飛車2つが角のラインに並んでいるわ。
よし、さらに金を打って守りを強化しよう!
え?
え?
え?
・・・え?
あー!!!
しまった・・・。
金をタダで相手にあげちゃった様なもんだ・・・。
もう!何してんのよ!
いや、今は気持ちを切り替えましょうぞ!
まだ戦いは続いておりまする!
そ、そうだね。
取りあえず飛車をとっておこう。
いやぁ・・・だいぶ形勢は悪いね。
どうしよう。
相手のスキを見つけるんだ!
どこだろう・・・。
相手の角頭に銀打ちとかどうでしょう?
よし、それだ!
あ!もう相手は詰ます気まんまんか・・・。
取りあえず角と銀を交換だね。
では、相手の歩を拾っておきましょう。
金が上に上がって、矢倉囲いの形になりますから
そこまで悪い形ではないはずでござりまする。
いやぁ、厳しい攻めですなぁ。
金を引く以外ないでしょうな。
ふぅ、もうここは手抜くしかないですな。
手抜くっていうのは、
駒が取られる状態を放置して別の手を指すことを言うのよ。
ここは8四角として、相手の龍を狙いながら
相手の玉も視野にいれる攻防の角ね!
もう攻めるっきゃない!
飛車打ちだ!
(う~む。これは焦っていても
やってはいけない手じゃのぉ。
4九金と守られては飛車が逃げないといかんからのぉ。)
(将棋の格言
「大駒は離して打て」じゃな)
く・・・攻めるあるのみ!
飛車を逃げてちゃ、角がとられちゃうからね。
よし、玉を誘き出す△3七金打だ!
え?
え?
え?
・・・え?
あ・・・。全然駄目だった。
う~む・・・。
残念ですが、もう打つ手なしですなぁ。
残念だけど、投了ね。
~投了~
いやあ、負けちゃったなぁ。
途中まで良い感じな場面はあったけど、
酷い悪手が多かったね。
時間に追われてたせいもあったけど、
あまりにも稚拙な指し方だったわね。
精進が必要ですなぁ。
そうだね。
桜木下の戦いは113手にて相手の勝ちでした。
それでは、またね~。