こんばんは。ヒシャ王子です。
今回は前回の続きです。
前回記事:[将棋王国物語]桜木下の戦い ~序盤~
さあ、相手が歩を突き捨ててきたね。
ここは取るしかないね。
あゆむ君、お願いね。
あ・・・うん。
ここは歩を打って守る一手ですね。
あ・・・うん。
さて、ここからだね。
まぁ、まずは攻めてきている銀に
お引取り願おうか。
あゆむ君、お願いね。
あ・・・うん。
これで相手は銀が元居た場所に
戻ったから一手損だね。
で・・・ここからはどうしようかな。
やっぱり6筋から攻められるのが怖いし
飛車に援護をさせよう。
おや、相手は端歩を突いてきましたな。
矢倉囲いを目指すのであれば、
こちらも突いておいたほうが良いですかなぁ。
後々、逃げ道になるかもしれませぬから。
あ・・・うん。
う~ん。なんか相手は簡易的な囲いを
完成させた感じかしら?
こちらの囲いは全然できてないけど・・・。
とりあえず矢倉の城を完成させましょう。
今度は反対側の端歩を突いてきたわね。
こっちは無視して、さっさと矢倉囲いを
完成させましょう。私の駒「角」を移動させなきゃね。
ん?何だろう。
相手の角も下がったね。
よく分からないけど、
取り合えず矢倉囲いを急ごう!
その前に、私の駒「角」を活かせるように
5筋の歩を突いておきたいわ。
このままだと、5三の歩と6四の歩の
2枚の歩が角道を邪魔しているわ。
あ・・・うん。
動かすよ。
おっと。相手は桂馬を跳ねてきたね。
桂馬を跳ねるスペースを空けるために
さっき、角を下げたんだね。
2筋に桂馬が跳ねてきたら
手筋「桂頭の銀」で防げますね。
■ 桂頭の銀 ■
銀が桂馬の動きを完璧に防ぐ形になる。
タイミングを見て桂馬を取ってしまい攻めに使う事も出来る。
頻出するので覚えておきたい手筋。(将棋ウォーズより)
よし、あまり桂馬に脅威はなさそうだ。
矢倉囲いを目指そう!
今度は角か・・・。
う~ん、どんどん攻めて来るなぁ。
たぶん、相手は6五歩と打ってくるんだろうなぁ。
とりあえず金を寄せて6筋の守りを固めよう。
(む・・・!
これは疑問手じゃな。
普通に矢倉囲いを目指して
4二角で良かったのじゃ)
(囲いが崩れるし
守りの金が離れてしまう
こんな手を指しているようじゃ
まだまだだのぉ・・・)
案の定、6五歩打だなぁ。
ここは同歩とせずに放っておくのが
良さそうだなぁ。
じゃあ、さっさと矢倉囲いを完成させるべきね。
玉が入城できるように「角」を上げるわ。
ここは迷わず同銀ですね。
金を上ずらせるのは良くないですからね。
む!桂馬を跳ねてきましたな!
桂馬が自ら、銀の頭に飛び込んでくるとは・・・。
これはスッと金を下に引くのが良さそうですな。
おぉ。角銀交換!
攻める気満々だねぇ。
ここは同角だろうなぁ。
極力、飛車は援護に回るほうが良いよね。
ひゃ~、これは頭がこんがらがるなぁ。
角で銀を取って、相手が同桂成ってすると
△6九飛とできるな!
よし、同角だ!
ああっと!!
同桂成らずかっ!!
それで王手になるんだ!見落としたぁ・・・。
王様に逃げていただくしか、他ありませぬな。
飛車交換ですなぁ。
金が玉から離れてしまいますが、
同金としか手がありませぬな。
攻めてくるなぁ・・・。
でも、まあ一つ金が欠けているけど
なんちゃって矢倉には入城できるね。
だいぶ攻められている形ですが、
まだまだ勝負になりまするぞ!
頑張りましょう!
相手に龍王を作られちゃったね・・・。
このままだと「金」も危ない。
でも「金」は逃げても、
かなり離れ駒になってもう使えないな。
もう、あの「金」は見捨てて
攻め込むほうが得策な気がしますな。
よし!こちらも反撃開始だ!
(実は、相手の▲5一飛成は疑問手だったようじゃ。
▲8一飛成と桂馬をとっておいて、△5三金とされても
▲4一角打とできたようじゃのぉ)
6二の金を守りながら
攻めにも効く△6九飛打だ!
む?
相手はあくまで6二の金を奪う気だね。
タダで金を取られるのは勿体無い。
桂馬と交換だ!
さあ、ここからだ!
持ち駒は「角」「銀」「桂馬」と
攻めるに十分だ!
そうですな。
次回は反撃の狼煙をあげましょう!
では、また~。