こんばんは。ヒシャ王子です。
今回は2016年03月27日の
Hamgame「将棋弐」での対局を紹介するよ。
将棋ウォーズと違って、
時間切れ負けがないから
最後のもつれた局面も
きっちり考えて指せるのよね。
ちなみに対局ルールは
持ち時間:10分
秒読み :30秒
考慮回数:3回
だよ。
3月27日の「さくらの日」にちなんで
「桜木下の戦い」と名付けたよ。
対戦相手はまず角道を空けてきたわね。
こちらも角道を空けるわ。
あゆむ君、よろしくね。
あ・・・うん。
相手は角道を止めてきましたな。
おそらく振り飛車戦法のひとつ
四間飛車戦法で攻めてくるのでしょうな。
こっちは居飛車戦法だから
飛車先の歩を突いておこう。
あゆむ君、よろしく。
あ・・・うん。
相手は銀を上げてきたね。
早囲いにしてくるかな?
ちなみに早囲いっていうのは、
通常の矢倉囲いよりも一手早く矢倉囲いを作れるのよ。
そのかわり、攻め込まれるスキができるので
初心者にはあまりオススメはしませんね。
とりあえず、角を守るために私めが守っておきましょう。
(これは疑問手と出ておるの。
疑問手とは悪手とは断言できぬが、
おそらくマズい手のことじゃ。)
(あ、ワシは将棋仙人の
ブランダじゃ。
これからよろしくの)
(ここは6二銀と、
飛車と一緒に攻めるため
銀を前に進めるのが
正解だったようじゃのぉ)
相手は6七銀と進めたね。
矢倉囲いの位置「7七銀」ではないから
早囲いではなさそうだ。
やはり四間飛車でくるのでしょうな。
では、私の銀を上げておきましょう。
ヒシャ王子と一緒に攻めることも視野にいれています。
まぁ、当然ですが相手は四間飛車でしたね。
あゆむ君、私の銀が進めるように7筋の歩を進めてください。
あ・・・うん。
ん?相手は左側の金を真っ直ぐ上げてきたね。
美濃囲いは左側つまり4筋の金は動かさないから、
美濃囲いにするつもりはなさそうだ?
どうするつもりだろう?
(これは、相手の悪手と出ておるのぉ。
意図がよくわからん手じゃ)
ひとまず、あゆむ君が空けてくれた位置に
私の銀を上げておきましょう。
相手も7七角と定跡通りの四間飛車の構えですな。
飛車先の歩をどんどん進めていこう!
あゆむ君、よろしく。
あ・・・うん。
あ!さらに相手の銀が上がってきたね。
囲いを作らずに攻めてくる気かな!?
囲いを簡略し攻めることを急戦と呼びまする。
今回は全く囲わない居玉のまま攻めてきそうですな。
・・・。
銀が攻めてこないように
歩をあげておこう。
(これは悪手と出ておるぞぉ!
8四銀と棒銀戦法で攻めておくほうが
良いようじゃのぉ。)
(確かにこれでは、角交換になった時
相手の6三角打が厳しそうじゃのぉ)
お、相手が囲い始めたかな?
美濃囲いにはもう出来ないし、
どういう囲いにするつもりなんだろう?
いやはや、ヒシャ王子。
相手もそうですが、こちらも人のことを言えませぬぞ。
どんな囲いにするつもりでござりまするか?
や・・・矢倉囲いを考えてます。
では、右側の金を移動しておきまする。
しかし、囲いの完成が間に合うか微妙なところですなぁ。
矢倉囲いは振り飛車には相性が良くないのよねぇ。
美濃囲いにすべきなのよね、本当は。
も、もう無理だよ・・・。
左側の金を3二金としちゃったから・・・。
それでは、矢倉囲いを目指して
左側の銀も移動します。
あ!相手の銀が攻めてきた!
でもあまり見ない形だな・・・。
普通に私の銀が、矢倉囲いの
定位置につけば問題なさそうですね。
(この手はやはり疑問手と出ておるのぉ。
銀が浮いてしまっておるから
そうじゃろうのぉ。
過去記事に「浮き駒」について
説明しておるようじゃのぉ)
相手が歩を突いてきた!
とうとう開戦だ・・・。
全然囲えていない。
やはり囲いが間に合いませんでしたな。
序盤が終わり中盤に入りましたなぁ・・・。
では、次回にしましょうぞ。
なかなか厳しい戦いになりそうだ。
では、また~。